教育DXと実世界指向学習環境/一般

教育システム情報学会(JSiSE)2024年度第5回研究会 プログラム

担当:三石 大,佐々木 整,高木 正則,鷹野 孝典,光原 弘幸 (研究会委員会)
■テーマ:
教育DXと実世界指向学習環境/一般
■開催日時:
2025年1月11日(土)
■開催場所:
拓殖大学文京キャンパス(東京都文京区)
https://www.takushoku-u.ac.jp/access.html
※本研究会は対面のみで実施します。

■趣旨:
 本年度第5回研究会は昨年度に引き続き「教育DXと実世界指向学習環境/一般」のテーマで実施いたします。携帯情報端末や高速無線通信、存在感を有して知的に振る舞うロボット、身の回りの様々なモノをコンピューティングの対象とするIoT、実世界と仮想世界を融合した学習環境を提供するXR(VR/AR/MR)など、新しい教育学習環境を切り拓く技術が次々と社会に浸透しており、このような新技術は教育学習環境を大きく変えようとしています。
 また、世界的なコロナ禍の影響で、教育学習環境のオンライン化が一気に加速し、教育現場におけるDXへの関心が急速に高まっています。例えば、これまで以上にオンライン大学の存在感が増してきています。このような学び方や教え方のパラダイムシフトの必要性や可能性を実感する一方で、実際にその場に訪れ、人やモノと接することでしか得られない学びを提供する実世界指向の教育学習環境の重要性も指摘されています。
 こうした教育学習環境の急速な変化を踏まえ、第5回研究会では「教育DXと実世界指向学習環境」について、そのための教授設計も含め、システム・基礎技術の開発、実践、ならびに、新しい教育・学習手法に関する研究発表を募集し、共に考える議論の場としたいと考えています。なお,本テーマに関わらず幅広く一般の研究発表につきましても併せて募集しますので、多くの皆様からのご発表のお申込みをお待ちしております。
■教育システム情報学会50周年記念イベント(第5回研究会企画):
“新しい大学のカ・タ・チ -ITで変わるこれからの教育を考える-”
日時:2025年1月11日(土) 第5回研究会内 13:30~15:15
場所(ハイブリッド):拓殖大学文京キャンパス E館 後藤新平・新渡戸稲造記念講堂 および オンライン(Zoom)
参加申込(期限:2024年12月31日)が必要です.
https://www.jsise.org/anniversary/anniversary-sig/
■発表時間等:
発表時間は25分(発表17分,質疑7分,入れ替え1分)です。
■発表申込および研究会への参加方法:
研究発表および研究会参加には,研究報告の年間購読(4,000円/年)または各回の研究報告の購入(1,000円/回)が必要となります。ただし,聴講のみを希望する学生会員は研究報告を購入する必要はありません。
〇発表者
発表申込および原稿提出は,下記「申込者ログイン」よりお願いします。
また,事前参加申込(研究報告の購入)は2024年12月13日9時に開始します。
開始時刻以降に,下記「申込者ログイン」から手続きしてください。
〇聴講のみを希望する学生会員
聴講のみを希望する学生会員は,「申込者ログイン」での手続きは行わず,末尾の問い合わせ先まで直接メールでご連絡ください。
〇上記以外の参加者
事前参加申込(研究報告の購入)は2024年12月13日9時に開始します。
開始時刻以降に,下記「申込者ログイン」から手続きしてください。
クレジットカード払いであれば当日まで事前参加申込が可能です。それ以外の支払い方法は2025年1月4日まで選ぶことができますが,支払期間内に入金しないと参加申込が確定となりません。支払期間は完了通知メールに記載されますので,必ずご確認をお願いいたします。
申込者ログイン
※研究会申込システムの利用方法はこちら
講演申込・原稿投稿方法
〇現地での参加申込
現地受付での参加申込はできません。参加を予定している方は必ず事前参加申込を行ってください。クレジットカード払いの場合は,当日でも事前参加申し込みが可能です。

■プログラム

9:30-9:35
開会挨拶
<セッション1-A>
9:35-10:00
(1-A-1) AIを活用した発話データ解析によるグループワーク授業評価システム開発に向けた基礎研究
〇塩尻(斎藤)亜希(東京国際工科専門職大学),染谷侑亜(東京国際工科専門職大学)
10:00-10:25
(1-A-2) RAG機能付きAIエージェントの学習支援ツールとしての可能性
〇大島直樹(山口大学)
10:25-10:50
(1-A-3) データサイエンス教育の学修目標の達成を評価するテストの開発
〇小橋川雄斗(法政大学大学院,情報メディア教育研究センター),上田浩(法政大学,情報メディア教育研究センター),平岡斉士(放送大学,熊本大学),数納広哉(法政大学,情報メディア教育研究センター),ハスナインモハーマド ネハル(法政大学,情報メディア教育研究センター)
<セッション2-A>
11:00-11:25
(2-A-1) 学年別学修データに基づく学生の特徴把握と問題発見
〇鈴木大助(北陸大学)
11:25-11:50
(2-A-2) 人間的力量育成科目の体系化に向けた科目のマッピングの試み
〇村松慶一(早稲田大学),松居辰則(早稲田大学)
11:50-12:15
(2-A-3) ハッカソン・アイディアソンの要素を含む新たなテクノロジー体験型授業への取り組み -教養教育科目「AI・デジタル社会の歩み方」における実践
〇坂田信裕(山梨大学),岡村康弘(山梨大学)
<セッション1-B>
9:35-10:00
(1-B-1) 大学生の下肢筋力トレーニング促進のためのランナーゲーム開発 -ロコモティブシンドローム予防にむけて-
〇安部遥斗(大阪府立大学),真嶋由貴惠(大阪公立大学大学院,大阪府立大学)
10:00-10:25
(1-B-2) AIによるソーシャルワーク教育の実習日誌の評価及び指導に関する可能性と実用化に向けた課題
〇坂本毅啓(北九州市立大学),佐藤貴之(北九州市立大学),中原大介(福山平成大学)
10:25-10:50
(1-B-3) ビデオカメラを用いた疲労感推定に有効な行動指標の検討
〇越智亮太(九州大学)
<セッション2-B>
11:00-11:25
(2-B-1) “体験”を引き出すICT保育教材デザインとその展望
〇神谷勇毅(岐阜市立女子短期大学),みやざき美栄(鈴鹿大学短期大学部),田中裕子(ユマニテク短期大学)
11:25-11:50
(2-B-2) 中学校数学科における情報端末を用いた問題解決に対する認識の変容:学習支援アプリ “MetaMoji ClassRoom” を活用して
〇赤間祐也(武蔵高等学校中学校)
11:50-12:15
(2-B-3) ネパールの日本語学校とのオンライン学習交流実践と考察
〇澤崎敏文(仁愛女子短期大学)
<50周年記念企画>
13:00
受付開始
13:30-14:15
記念講演 オンライン大学教育と未来への期待
若山正人(ZEN大学)
14:15-15:15
パネルディスカッション これからの学びを担うオンライン大学の可能性
安間文彦(サイバー大学),加藤泰久(東京通信大学),不破泰(信州大学),若山正人(ZEN大学),鈴木克明(武蔵野大学)
<セッション3>
15:40-16:05
(3-1) プロジェクト型学習支援ロールプレイ教材の業務訓練への適用 −教材提供による第三者実施−
〇白澤秀剛(東海大学),甲斐晶子(青山学院大学)
16:05-16:30
(3-2) 『サイバー自習室』における「Co-presence」に関する検討
〇髙橋操(熊本大学),中野裕司(熊本大学)
16:30-16:55
(3-3) デザイナー志望の学生を対象としたデザイン・コンペを特徴とする授業の設計と実践―コンペのシナリオと役割分担の観点からー
〇山本文枝(東京家政大学,熊本大学),松葉龍一(熊本大学,福山平成大学),平岡斉士(熊本大学,放送大学),久保田真一郎(熊本大学),中野裕司(熊本大学)
16:55-17:00
閉会挨拶

■お問い合わせ先:
三石 大(東北大学)
E-mail: jsise-sig-5th [at] googlegroups.com ([at]の部分を半角の@に変えてください.)