実社会や他校種との接続を意識したデータサイエンス教育/一般

教育システム情報学会(JSiSE)2023年度 第6回研究会 プログラム

担当:浅羽修丈(北九州市立大学),尾崎拓郎(大阪教育大学),鷹岡亮(山口大学),永田奈央美(静岡産業大学),西端律子(畿央大学),長谷川理(武蔵野大学),林雄介(広島大学),三井一希(山梨大学),森祥寛(金沢大学)山本樹(明海大学)(研究会委員会第6回担当)
■テーマ:
実社会や他校種との接続を意識したデータサイエンス教育/一般
■開催日時:
2024年3月10日(日)
■開催場所:
山口大学 吉田キャンパス 教育学部(キャンパスマップの13番)
アクセス:https://www.yamaguchi-u.ac.jp/info/campus_map/access_yoshida_campus/index.html
キャンパスマップ:https://www.yamaguchi-u.ac.jp/info/campus_map/yoshida_campus/index.html
※本研究会は対面のみの実施です.

■趣旨:
 本年度第6回研究会は「実社会や他校種との接続を意識したデータサイエンス教育/一般」のテーマで実施いたします.
 日本が実現を目指すSociety 5.0の社会では,社会全体で持続的に新たな価値を生み出すことが求められており,ひとりひとりがSociety 5.0の担い手として活躍できるように,初等中等教育の各段階から新たな価値創造をするための能力の育成が求められています.これは,内閣府が提示している「AI戦略2019」においても,デジタル社会の基礎知識(いわゆる「読み・書き・そろばん」的な素養)である「数理・データサイエンス・AI」に関する知識・技能,新たな社会の在り方や製品・サービスをデザインするために必要な基礎力など,持続可能な社会の創り手として必要な力を全ての国民が育み,社会のあらゆる分野で人材が活躍することを目指し,2025年までに教育に各教育機関での教育目標が掲げられています.現行の学習指導要領においても,データサイエンス・AIの基礎となる数理分野での学習内容の充実が図られており,各学校種間での当該分野における連携の充実も求められているところです.
 これらのことから,新たな価値創造をする人材育成のための「データサイエンス教育」について参加者の皆さんと考えていきたいと思います.
 なお,本テーマに関わらず幅広く一般の研究発表につきましても併せて募集しますので,多くの皆様からのご発表のお申込みをお待ちしております.
■発表時間等:
発表時間は25分(発表17分,質疑7分,入れ替え1分)です.
■発表申込および研究会への参加方法:
研究発表および研究会参加には,研究報告の年間購読(4,000円/年)または各回の研究報告の購入(1,000円/回)が必要となります.ただし,聴講のみを希望する学生会員は研究報告を購入する必要はありません.
〇発表者
発表申込および原稿提出は,下記「申込者ログイン」よりお願いします.
また,事前参加申込(研究報告の購入)は2024年2月9日9時に開始します.
開始時刻以降に,下記「申込者ログイン」から手続きしてください.
〇聴講のみを希望する学生会員
聴講のみを希望する学生会員は,「申込者ログイン」での手続きは行わず,末尾の問い合わせ先まで直接メールでご連絡ください.
〇上記以外の参加者
事前参加申込(研究報告の購入)は2024年2月9日9時に開始します.
開始時刻以降に,下記「申込者ログイン」から手続きしてください.
クレジットカード払いであれば当日まで事前参加申込が可能です.それ以外の支払い方法は2024年3月2日まで選ぶことができますが,支払期間内に入金しないと参加申込が確定となりません.支払期間は完了通知メールに記載されますので,必ずご確認をお願いいします.
申込者ログイン
※研究会申込システムの利用方法はこちら
講演申込・原稿投稿方法
〇現地での参加申込
現地受付での参加申込はできません.参加を予定している方は必ず事前参加申込を行ってください.クレジットカード払いの場合は,当日でも事前参加申し込みが可能です.
■プログラム
研究報告(全論文)

【A会場】
10:00-10:10
開会
<セッションA-1>
(A-1-1)10:10-10:35
生成AIにレポート作成を指示する演習の設計と試行
 〇仲林清(熊本大学)
(A-1-2)10:35-11:00
学部留学生を対象とした日本語文章表現の授業におけるChatGPTの活用 -受講者の意識の変容に関する分析-
 〇佐藤弘毅(名古屋大学)
(A-1-3)11:00-11:25
外国語学習への生成AIの活用に向けた学生の使用経験に関する予備調査
 〇柏木治美(神戸大学),康敏(神戸大学大学院),大月一弘(神戸大学大学院)
(A-1-4)11:25-11:50
対話型文章生成AIを利用したWeb調べ学習に関する分析
 〇渡邉優(電気通信大学),柏原昭博(電気通信大学大学院)
11:50-13:00 昼休み
<セッションA-2>
(A-2-1)13:00-13:25
一齣漫画を用いた著作権の学習と生成AI
 〇布施泉(北海道大学),野々村安紀子(北海道大学)
(A-2-2)13:25-13:50
機械学習を利用した地学分野の探求的学習用教材の開発 ~地理空間データの活用に向けて~
 〇松田暁洋(公立千歳科学技術大学大学院,北海道千歳北陽高等学校),小松川浩(公立千歳科学技術大学)
(A-2-3)13:50-14:15
整数最適化問題のソルバーとして量子アニーリングマシンを教室に
 〇室谷心(松本大学)
休憩 14:15-14:25
<セッションA-3>
(A-3-1)14:25-14:50
可視化データを用いた振り返り活動の実践と評価―小学校第6学年国語科「話すこと・聞くこと」の指導を通して―
 〇益永翔佳(東京学芸大学),家元瑛基(東京学芸大学),小倉達也(東京都小金井市立緑小学校),北澤武(東京学芸大学大学院)
(A-3-2)14:50-15:15
教員養成課程におけるAIの活用を踏まえた学習指導の検討
 〇阿濱茂樹(山口大学),堤健人(山口大学),新田拓也(山口大学),野村厚志(山口大学),中田充(山口大学),鷹岡亮(山口大学)
(A-3-3)15:15-15:40
生成AIに対する学生の試行評価結果に基づく考察
 〇鈴木雅実(東京国際工科専門職大学)
休憩 15:40-15:50
<セッションA-4>
(A-4-1)15:50-16:15
児童生徒のエンゲージメントと1人1台端末を活用した学習方略および教員のICT活用指導力に関する研究
 〇北澤武(東京学芸大学大学院),渡邊茂一(国立教育政策研究所),渡部昭(墨田区教育委員会),毛利靖(茨城大学),酒見裕子(西東京市立上向台小学校),中村めぐみ(つくば市立みどりの学園義務教育学校),黒飛雅樹(八千代市立萱田小学校),石坂芳実(ICT CONNECT 21),赤堀侃司(ICT CONNECT 21)
(A-4-2)16:15-16:40
子どもの主体的学びを促す学修成果物共有基盤のプロトタイプ開発
 〇後藤由翔(東京情報大学大学院),伊藤幹朗(東京情報大学),吉野翔(東京情報大学),河野義広(東京情報大学)
【B会場】
<セッションB-1>
(B-1-1)10:10-10:35
ジグソー・テキスト: データサイエンス教育で活用する並べ替え型パズル教材
 〇山口琢(公立はこだて未来大学大学院) ,新美礼彦(公立はこだて未来大学),大場みち子(京都橘大学)
(B-1-2)10:35-11:00
研究プロセスを想定したデータサイエンス教育の実践
 〇大場みち子(京都橘大学),山口琢(公立はこだて未来大学大学院)
(B-1-3)11:00-11:25
データサイエンス教育における大規模データ処理演習への提案 ~シェルスクリプトを用いて,100 億件を越えるアメダス・地上観測所データを処理する方法とその教育~
 〇森祥寛(金沢大学),木下晶文(金沢大学),南山真吾(金沢大学),チャワナット ナカサン(カセサート大学),大野浩之(金沢大学)
(B-1-4)11:25-11:50
データサイエンス教育における教育差の縮小と学習効果向上に向けての提案
 〇木川明彦(立正大学)
11:50-13:00 昼休み
<セッションB-2>
(B-2-1)13:00-13:25
自己効力感を高めるロボットとの相補的教え合い支援
 〇佐藤孝史(電気通信大学大学院),柏原昭博(電気通信大学大学院)
(B-2-2)13:25-13:50
オンライン・プレ・バズセッションでの学習準備状態に関するグループごとの特徴
 〇浅羽修丈(北九州市立大学),斐品正照(東京国際大学)
(B-2-3)13:50-14:15
採点手順を自由に構築可能なe-Learningコンテンツの開発
 〇近藤隆司(大分大学),後藤善友(別府大学短期大学部)
休憩 14:15-14:25
<セッションB-3>
(B-3-1)14:25-14:50
スマートフォンを用いた現地調査を組み込んだデータ処理・可視化実習の実践
 〇三島啓雄(目白大学)
(B-3-2)14:50-15:15
大学生の学習動機づけの日台比較研究
 〇沖林洋平(山口大学),高橋雅子(山口大学),阿濱茂樹(山口大学)
(B-3-3)15:15-15:40
モバイルアプリに実装した自発的な復習を可能とするUXデザインの活用状況の分析
 〇大河雄一(東北大学),趙秀敏(東北大学),三石大(東北大学),大山智也(東北大学),髙橋晶子(仙台高等専門学校)
休憩 15:40-15:50
<セッションB-4>
(B-4-1)15:50-16:15
英語音読練習における重要単語に着目した音読データの採点手法
 〇矢野蓮華子(神奈川工科大学),浅川友幸(神奈川工科大学),山本桂(神奈川工科大学),鷹野孝典(神奈川工科大学)
(B-4-2)16:15-16:40
面接時の印象を向上させるノンバーバルな要因の解析と考察
 〇板倉正幸(東京国際工科専門職大学),鈴木雅実(東京国際工科専門職大学),新木美代(鎌倉女子大学)
【C会場】
<セッションC-1>
(C-1-1)10:10-10:35
大学生の運動行動変容に向けたウォークラリーイベントの実践と評価
 〇杉野菜月(大阪府立大学),真嶋由貴惠(大阪公立大学大学院,大阪府立大学),桝田聖子(大阪公立大学大学院,大阪府立大学)
(C-1-2)10:35-11:00
認定看護師の研修設計における教授方法の獲得過程
 〇中島奈美(熊本大学大学院,熊本大学),戸田真志(熊本大学大学院,熊本大学)
(C-1-3)11:00-11:25
転倒予防における大学生の歩行状況調査と前脛骨筋トレーニングによるToe clearanceの改善効果
 〇八木颯季(大阪府立大学),真嶋由貴恵(大阪公立大学大学院,大阪府立大学),桝田聖子(大阪公立大学大学院,大阪府立大学)
(C-1-4)11:25-11:50
食育支援システムの開発と効果 -平日と週末における食事内容の傾向の調査分析-
 〇中山洋(東京電機大学)
11:50-13:00 昼休み
<セッションC-2>
(C-2-1)13:00-13:25
座位姿勢に対する意識改善に向けた姿勢測定マットの開発とフィードバックによる評価
 〇伊部慎太朗(大阪府立大学),真嶋由貴惠(大阪公立大学大学院,大阪府立大学),松田健(阪南大学),木村良太(阪南大学),桝田聖子(大阪公立大学大学院,大阪府立大学)
(C-2-2)13:25-13:50
キャンパス内における健康行動変容に向けた実態調査 ―健康状況(血圧・野菜摂取)の可視化を通して―
 〇杉野菜月(大阪府立大学),阿部祐来(大阪公立大学大学院),真嶋由貴惠(大阪公立大学大学院,大阪府立大学),桝田聖子(大阪公立大学大学院,大阪府立大学)
(C-2-3)13:50-14:15
在宅看護過程演習が自己調整学習に与える影響の調査
 〇長沼将一(東京通信大学),松浦真理子(了徳寺大学),入江多津子(了徳寺大学)
休憩 14:15-14:25
<セッションC-3>
(C-3-1)14:25-14:50
大学生の睡眠習慣管理型LINEチャットボットシステムの 開発と評価
 〇阿部祐来(大阪公立大学大学院),真嶋由貴惠(大阪公立大学大学院),桝田聖子(大阪公立大学大学院)
(C-3-2)14:50-15:15
LINEを活用した大学生向け「お薬手帳」の開発
 〇阿部祐来(大阪公立大学大学院),南野早芸(アクセスライフ株式会社),真嶋由貴惠(大阪公立大学大学院),桝田聖子(大阪公立大学大学院)
(C-3-3)15:15-15:40
起床後の水分摂取と腸蠕動音の相関 〜健康教育のための電子聴診法による定量的検証〜
 〇加藤零士(大阪府立大学),真嶋由貴惠(大阪公立大学大学院,大阪府立大学),桝田聖子(大阪公立大学大学院,大阪府立大学)
休憩 15:40-15:50
<セッションC-4>
(C-4-1)15:50-16:15
創造的議論におけるメタ認知的振り返り支援システム
 〇清水俊匡(大阪公立大学大学院),林佑樹(大阪公立大学大学院),瀬田和久(大阪公立大学大学院)
(C-4-2)16:15-16:40
ロボットを用いたプレゼンテーション動作オーサリングシステムによるセルフレビュー支援
 〇伊藤絢勇(電気通信大学大学院),柏原昭博(電気通信大学大学院)
(C-4-3)16:40-17:05
概念マップの再構成はなぜ高次思考を促すのか?
 ◯平嶋宗(広島大学大学院)

※昼食ですが,学内の食堂と近隣の飲食店の多くが定休日となります.会場内は飲食可能ですので,お昼を持参することをご検討ください.
なお,飲料自販機は会場近くにございます.

■お問い合わせ先:
山口大学 鷹岡 亮(第6回研究会担当委員)
E-mail : kenkyuu-6th-ml[at]jsise.org([at]の部分を半角の「@」に変えて下さい.)