教育システム情報学会(JSiSE)2023年度 第2回研究会 プログラム
担当:不破 泰、小松川 浩、布施 泉、野崎 浩成、金子 大輔(研究会委員会)
- ■テーマ:
- ICTを活用した学習支援と教育の質保証/一般
- ■開催日時:
- 2023年7月15日(土)
- ■開催場所:
- 北星学園大学 (C館4階)
札幌市厚別区大谷地西2丁目3番1号
札幌市営地下鉄 東西線 大谷地駅下車徒歩5分
https://www.hokusei.ac.jp/access/
※本研究会は対面のみの実施です。 - ■趣旨:
- 現在、教育現場においては、ICTを活用した多様な学習支援が行われています。GIGAスクール構想によって教育用コンピュータ1台あたりの児童生徒数は令和4年3月時点で0.9人となり、1人1台端末の利活用はもはや当然のこととなりました。教職課程のコアカリキュラムでは「情報通信技術を活用した教育に関する理論及び方法」が新設されました。今後は環境整備ではなく、どのような学習場面でどのように効果的にICTを活用するかなどのソフト面に焦点を当てていく必要があります。また、高大連携改革などの流れの中で、各教育課程における質保証に関する議論も行われていますが、それらの前提にはICTの効果的な活用があります。
上述の背景から、本研究会のテーマを「ICTを活用した学習支援と教育の質保証/一般」としました。ICTを活用した学習支援、教材システム、学習支援の環境や技術、学習コンテンツの開発・評価など、e-Learningや学習支援に関する研究だけではなく、そのようなシステムやコンテンツの活用事例を通じた教育的な効果や有効性に関する研究を広く募集します。これらの研究を通じて、学習支援のあり方や教育の質保証について検討し、現在のさまざまな教育の課題に切り込み、解決の糸口を探ることを目指します。また、システム開発やコンテンツ作成をはじめ、教育実践や教材評価、カリキュラム設計、学習科学、言語教育など、教育やシステムに関連した幅広い分野からの発表も歓迎いたします。職場の同僚や共同研究をしているグループなど、お誘い合わせの上奮ってご参加下さい。 - ■発表時間等:
- 発表時間は25分(発表17分、質疑7分、入れ替え1分)です。
- ■研究会への参加方法:
- 研究発表および研究会参加には、研究報告の年間購読(4,000円/年)または各回の研究報告の購入(1,000円/回)が必要となります。ただし、聴講のみを希望する学生会員は研究報告を購入する必要はありません。
- 〇聴講のみを希望する学生会員
聴講のみを希望する学生会員は、「申込者ログイン」での手続きは行わず、下記の問い合わせ先まで直接メールでご連絡ください。 - 〇発表者、上記以外の参加者
下記「申込者ログイン」から手続きしてください。なお、クレジットカード払いであれば当日まで事前参加申込が可能ですが、それ以外の支払い方法は7月8日(土)までとなります。 - 申込者ログイン
- ■プログラム
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- 9:55- 10:00
(C400教室) - 開会挨拶
- <セッション1-1>(C401教室)
- 10:00-10:25
- (1-1-1)生成型AIを用いた学習アドバイジングの提案及び評価
〇釣部勇人(公立千歳科学技術大学大学院),高野泰臣(公立千歳科学技術大学大学院),上野春毅(公立千歳科学技術大学),小松川浩(公立千歳科学技術大学) - 10:25-10:50
- (1-1-2)生成系AIとの相談を取り入れた数理データサイエンスAI教育プログラムの実践と検証
〇二瓶裕之(北海道医療大学),西牧可織(北海道医療大学),米田龍大(北海道医療大学) - 10:50-11:15
- (1-1-3)看護過程での臨床判断支援システムにおける大規模言語モデルを活用したフィードバックの自動生成
〇佐藤玲央(公立千歳科学技術大学), 木口幸子(北海道文教大学),辻幸美(北海道文教大学),初見温子(北海道文教大学),藤長すが子(北海道文教大学),高岡哲子(北海道文教大学),山川広人(公立千歳科学技術大学),小松川浩(公立千歳科学技術大学) - <セッション1-2>(C402教室)
- 10:00-10:25
- (1-2-1)プログラミングロボットを用いたグループ作品制作におけるメンバーの役割分担の現状と課題
〇布施泉(北海道大学),野口孝文(北海道大学) - 10:25-10:50
- (1-2-2)故障予測および作業内容予測機能を持つカスタマエンジニアの学習支援システムの提案
〇中村伊吹(公立諏訪東京理科大学), 左座祐之助(公立諏訪東京理科大学), 増田武史(公立諏訪東京理科大学), 広瀬啓雄(公立諏訪東京理科大学), 三代沢正(公立諏訪東京理科大学) - 10:50-11:15
- (1-2-3)Scratchブロックの多様な組み合わせを考慮したプログラム自動採点方法の開発
〇畠中明哉(公立諏訪東京理科大学大学院),広瀬啓雄(公立諏訪東京理科大学大学院),尾崎剛(公立諏訪東京理科大学大学院) - <セッション2-1>(C401教室)
- 11:25-11:50
- (2-1-1)野菜摂取における講義とベジチェックがもたらす大学生の健康行動変容への影響 ~スタディエンゲージメントと自己効力感の調査から~
〇柳谷泰志(大阪府立大学),阿部祐来(大阪公立大学大学院),真嶋由貴恵(大阪公立大学大学院),桝田聖子(大阪公立大学大学院) - 11:50-12:15
- (2-1-2)AIが作成したソーシャルワーク実習記録の考察文章の評価 ~学生が作成した文章との比較分析~
〇坂本毅啓(北九州市立大学),佐藤貴之(北九州市立大学),中原大介(福山平成大学) - 12:15-12:40
- (2-1-3)大学1年生の生成AI利活用に関するアンケート調査報告
〇森祥寛(金沢大学) - <セッション2-2>(C402教室)
- 11:25-11:50
- (2-2-1)学習支援ロボットのロールによるセルフレビューへの影響
〇佐田竣祐(電気通信大学),柏原昭博(電気通信大学) - 11:50-12:15
- (2-2-2)インタラクティブロボット講義におけるケーススタディ分析と講義インタラクションモデルデザイン
〇島崎俊介(電気通信大学),柏原昭博(電気通信大学) - 12:15-12:40
- (2-2-3)心拍変動の計測によるビジュアル型言語とテキスト型言語の学習時の精神的ストレス分析について
〇梅澤克之(湘南工科大学),越川拓海(旭情報サービス),中澤真(会津大学短期大学部),平澤茂一(早稲田大学) - 12:40-14:00:昼食
- <セッション3-1>(C401教室)
- 14:00-14:25
- (3-1-1)線形代数授業におけるオンライン問題の活用と学習分析
〇吉冨賢太郎(大阪公立大学) - 14:25-14:50
- (3-1-2)ドローイングストロークの線形回帰に基づくパース技術評価に関する基礎的検討
〇杉井奏斗(信州大学),永井孝(ものつくり大学),香山瑞恵(信州大学) - 14:50-15:15
- (3-1-3)顔検出と教員の発話による授業中の学習者の集中度評価システムの開発
〇左座祐之助(公立諏訪東京理科大学大学院),中村伊吹(公立諏訪東京理科大学大学院),尾崎剛(公立諏訪東京理科大学大学院),広瀬啓雄(公立諏訪東京理科大学大学院) - <セッション3-2>(C402教室)
- 14:00-14:25
- (3-2-1)呼吸活動での胸郭運動計測の試み
〇伊藤敏(岐阜聖徳学園大学),井上祥史(岩手大学),鷲野嘉映(愛知みずほ短期大学) - 14:25-14:50
- (3-2-2)情報活用学士力を測定するメトリクス導出のための一検討
〇小俣昌樹(山梨大学),石田雪也(公立千歳科学技術大学),金子大輔(北星学園大学),吉川雅修(山梨大学),古賀崇朗(佐賀大学) - 14:50-15:15
- (3-2-3)人間的力量育成科目の体系化に向けた共通性と個別性の抽出
〇村松慶一(早稲田大学),松居辰則(早稲田大学) - <セッション4-1>(C401教室)
- 15:25-15:50
- (4-1-1)L-VEIGe:誤答画像生成を活用した語彙学習支援システム -画像の示唆性に対する指標の検討 ―
〇杉田一樹(北陸先端科学技術大学院大学),太田光一(北陸先端科学技術大学院大学),谷文(北陸先端科学技術大学院大学),長谷川忍(北陸先端科学技術大学院大学) - 15:50-16:15
- (4-1-2)英語教育支援システムZoroeを用いたディクテーション分析に基づくリスニング指導
〇照井雅子(近畿大学),溝渕昭二(近畿大学) - 16:15-16:40
- (4-1-3)初修外国語向けHyFlex型授業デザインの最適化-日本の三大学における実践報告-
〇杉江聡子(札幌国際大学),王松(関西外国語大学短期大学部),曲明(室蘭工業大学),砂岡和子(早稲田大学) - <セッション4-2>(C402教室)
- 15:25-15:50
- (4-2-1)タブレット端末を用いた認知症スクリーニング検査における自動採点機能の実装
〇倉持宏斗(東京工業高等専門学校),小久保奈緒美(量子科学技術研究開発機構),吉本定伸(東京工業高等専門学校) - 15:50-16:15
- (4-2-2)没入型VRを利用した大量調理シミュレータの開発 -自己観察機能(ミラーリング機能)を利用した練習システムの検討-
○中山 洋(東京電機大学) 堀端 薫(女子栄養大学) - 16:15-16:40
- (4-2-3)学習履歴と教員ポリシー双方を考慮したCBTの難易度分類アルゴリズムの構築
〇荒関虹希(公立千歳科学技術大学大学院),上野春毅(公立千歳科学技術大学),小松川浩(公立千歳科学技術大学) - 16:40-16:45
(C400教室) - 閉会挨拶
- 9:55- 10:00
- ■情報交換会のご案内:
- 7月15日(土)、研究会終了後、情報交換会を予定しています。
文化食堂、19時~21時、5000円(参加費は当日受付でお支払いください) - https://bunka.jp.net/
- 申込は7/9で締めきりました。
- 若干名であれば対応可能と思われますので、ご希望の方はなるべく早くメールでお問い合わせください。
- ■お問い合わせ先:
- 金子大輔(北星学園大学)
E-mail : kenkyuu-2nd-ml [at] jsise.org([at]の部分を半角の「@」に変えて下さい。)