教育システム情報学会(JSiSE) 2018年度第6回研究会 プログラム
担当:西野和典(九州工業大学),西端律子(畿央大学),鷹岡亮(山口大学), 浅羽修丈(北九州市立大学),山本樹(創価大学), 永田奈央美(静岡産業大学),長谷川理(武蔵野大学)
- ■テーマ:
- プログラミング教育と情報の科学的理解/一般
- ■開催日時:
- 2019年3月16日(土)10:00 – 16:40
- ■会場:
- 武蔵野大学 有明キャンパス 1号館
(〒135-8181 東京都江東区有明三丁目3番3号)
https://www.musashino-u.ac.jp/ariake/ - ■趣旨:
- 2018年3月に高等学校学習指導要領が公示されました.これで小学校・中学校・高等学校すべての次期学習指導要領が公示されました.高等学校の次期学習指導要領は2022年度から年次進行により段階的に適用されます.現行の学習指導要領においては,高等学校情報科について,生徒の卒業後の進路等を問わず,「情報の科学的な理解」に裏打ちされた情報活用能力を育むことが一層重要との課題があげられました.「情報の科学的な理解」は,「情報活用の基礎となる情報手段の特性の理解と,情報を適切に扱い自らの情報活用を評価・改善するための基礎的な理論や方法の理解」と定義しています.これは単に情報手段の種類,仕組みや特性を理解することにとどまらず,それらの知識に裏打ちされたうえで情報手段を適切に活用しながら情報活用を実践していくことを含んでいます.次期学習指導要領のもとで,小学校ではプログラミング的思考を育み,中学校ではネットワークを利用した双方向性のあるプログラミングについて学びます.そのうえで高等学校では,情報教育の一つの観点として基盤になる「情報の科学的理解」とプログラミング教育をどのように関連付け授業をデザインしていくのか.さらには,授業デザインだけでなく学習方法,教材開発,小中高の接続性などの議論が活発化することが予想されます.
そこで2018年度の第6回研究会は,上記についての研究や議論を深めるため,「プログラミング教育と情報の科学的理解」に関連する研究発表を中心に実施します.また,教育の情報化に関連した研究発表や本学会の取り扱う領域における一般研究発表も予定しておりますので,多くの皆様のご参加をお待ちしております. - ■研究会および懇親会の参加登録:
- 研究会当日のご参加も受け付けておりますが,当日の円滑な受付のため,事前の参加登録のご協力を お願いしております.研究会への参加を予定されている方は,【3月9日(土)】までに,下記のWebページにお名前やご所属等の情報を入力してご登録下さい.
なお,特集論文研究会と合同で,武蔵野大学の最寄り駅付近で懇親会(先着30名,5,000円程度)を予定しております.懇親会の参加希望も【3月9日(土)】までに下記Webページにご登録下さい.研究発表の申込をされた方も,懇親会の参加を希望される場合は,下記Webページでご登録下さい.
https://goo.gl/forms/UC28y7t5UwZljPXf2 - ■研究報告集と登壇者の報告書購入について
- 研究報告が電子化されました.年間購読をお申し込み頂いている会員の方は,研究会開催日の約1週間前から会員専用マイページで公開されます.非会員の方や,年間購読を申し込まれていない方は,当日,受付で予稿集代(1,000円)をお支払いただき,ダウンロード用パスワードをお受け取り下さい.当日購入者でインターネット接続できない場合,USBメモリーからコピーいただくこともできます.
研究会への参加費は無料となっておりますが,登壇者の方で研究報告の年間購読をされていない方には,当日分のオンライン研究報告集の購入(1,000円)をお願いしております.詳しくはQ&Aを御覧ください.
* 年間購読(4,000円)をお申し込みいただくと,年 6 回の定例研究会と1 回の特集研究会の計 7 回分の研究報告を読むことができます.申込方法等の詳細は,こちらをご覧ください. - 研究報告(全論文)
- ■タイムテーブル 発表時間は1件25分(発表17分,質疑8分)
- [受付(1号館2F 吹抜前),休憩室(1-205教室)]
◇開場 9:30 - [A会場(1-206教室)]
◇開会の挨拶(10:00-10:10):A会場(1-206)のみで実施 - ◇セッションA-1(10:10-11:50)
- (A-1-1) 10:10-10:35
動画による回答を可能としたSCORM教材の開発〇近藤隆司(大分大学),後藤善友(別府大学短期大学部) - (A-1-2) 10:35-11:00
女子学生の自画写真評価と自動卒業アルバム制作システムの開発〇鬼澤愛実(共立女子大学),永岡慶三(早稲田大学),谷田貝雅典(共立女子大学) - (A-1-3) 11:00-11:25
予習動画教材を用いた英語教育の実践〇野本尚美(仁愛女子短期大学),平塚紘一郎(仁愛女子短期大学) - (A-1-4) 11:25-11:50
知識構成型ジグソー法を用いた創造力を育むプログラミング教育の実践と評価〇太田雅之(倉敷市立南中学校),笠井俊信(岡山大学大学院) - ◇昼食(11:50-13:10)
- ◇セッションA-2(13:10-14:50)
- (A-2-1) 13:10-13:35
プログラミング教育必修化時代の到来に合わせたETプログラミングの再考〇石川貴彦(名寄市立大学) - (A-2-2) 13:35-14:00
プログラミング教育に向けたオンラインレポジトリを活用した英語学習用コーパスの作成〇沼田哲史(大阪電気通信大学) - (A-2-3) 14:00-14:25
C#プログラミング教育における反転授業の実施〇小島篤博(大阪府立大学) - (A-2-4) 14:25-14:50
情報の科学的理解を育成するプログラミング教材の開発高橋参吉(帝塚山学院大学),〇喜家村奨(帝塚山学院大学),稲川孝司(帝塚山学院大学),西野和典(九州工業大学) - ◇休憩(14:50-15:05)
- ◇セッションA-3(15:05-16:20)
- (A-3-1) 15:05-15:30
画像比較による俯瞰的プログラミング能力評価のための可視化コンテンツ組生成〇清光英成(神戸大学大学院),マルティネスディック(トラフィックス),孫一(神戸情報大学院大学),大月一弘(神戸大学大学院) - (A-3-2) 15:30-15:55
GitHub習熟度メトリクスの作成とシステム開発PBLにおける習熟度および活動の評価〇伊藤恵(公立はこだて未来大学),松原克弥(公立はこだて未来大学) - (A-3-3) 15:55-16:20
ポジティブ心理学における接近目標に基づく目標達成共有システムの開発〇込山樹生(東京情報大学),河野義広(東京情報大学) - ◇閉会の挨拶(16:30-16:40):A会場(1-206)のみで実施
- [B会場(1-203教室)]
◇セッションB-1(10:10-11:50) - (B-1-1) 10:10-10:35
次代保育者のICT教育活用実践技能の重要性〇神谷勇毅(鈴鹿大学短期大学部) - (B-1-2) 10:35-11:00
メキシコおよび周辺国在住日本語教師のスライド使用実態調査〇田中千恵(名古屋大学大学院) - (B-1-3) 11:00-11:25
政府統計からデータ処理向け教材を生成する手法の検討〇吉根勝美(南山大学) - (B-1-4) 11:25-11:50
説明文作成と問題演習からなる 文書力育成のための教育の検討と実践〇藤田悠(長野工業高等専門学校) - ◇昼食(11:50-13:10)
- ◇セッションB-2(13:10-14:50)
- (B-2-1) 13:10-13:35
裸眼3D視線一致型テレビ会議システムを用いた高校・大学間遠隔対話型学習のデザインと実践〇藤本彩華(共立女子大学),谷田貝雅典(共立女子大学),永岡慶三(早稲田大学),米谷雄介(香川大学) - (B-2-2) 13:35-14:00
裸眼3D視線一致型テレビ会議システムを用いた遠隔芸術系実技試験対策学習〇山本実雨(共立女子大学),永岡慶三(早稲田大学),谷田貝雅典(共立女子大学) - (B-2-3) 14:00-14:25
視線一致型テレビ会議システムにおける遠隔面接試験の実用性について〇伊藤綾(共立女子大学),永岡慶三(早稲田大学),谷田貝雅典(共立女子大学) - (B-2-4) 14:25-14:50
電子黒板を用いた授業において「教師が見える」ことがノートテイキングに及ぼす影響〇佐藤弘毅(名古屋大学) - ◇休憩(14:50-15:05)
- ◇セッションB-3(15:05-16:20)
- (B-3-1) 15:05-15:30
成人用メタ認知尺度の改善と大学初年次学生を対象とした測定〇丹羽量久(長崎大学),山地弘起(大学入試センター),Peter Bernick(長崎大学) - (B-3-2) 15:30-15:55
和差算数文章題の言語・数式・空間表現の相互変換における数量の役割付けとしての自己説明演習の設計・開発〇津高七海(広島大学大学院),稲村健太(広島大学大学院),服部公祐(広島大学),林雄介(広島大学大学院),平嶋宗(広島大学大学院) - (B-3-3) 15:55-16:20
代数文章題立式の概念構造操作としてのタスク化と支援システムの設計開発および実践運用〇吉村穣(広島大学大学院),犬丸拓磨(広島大学),青谷章弘(広島大学),林雄介(広島大学大学院),平嶋宗(広島大学大学院) - [C会場(1-204教室)]
◇セッションC-2(13:10-14:50) - (C-2-1) 13:10-13:35
災害時の避難行動選択のための逆思考問題を用いた学習支援アプリの開発と評価〇上郡智幸(関西大学大学院),北川悠一(関西大学大学院),田中孝治(金沢工業大学),堀雅洋(関西大学大学院) - (C-2-2) 13:35-14:00
解釈型学習による古代史系博物館における展示物への関心度向上に関する研究〇池内惟真(関西大学大学院),井上卓也(関西大学大学院),田中孝治(金沢工業大学),堀雅洋(関西大学大学院) - (C-2-3) 14:00-14:25
歴史的地方都市におけるICTを活用した住民参加型地域防災マップの評価〇岡崎泰久(佐賀大学),松尾将(佐賀大学),三島伸雄(佐賀大学) - (C-2-4) 14:25-14:50
防災マップ作成をテーマとしたICT活用型防災学習の実践〇畠山久(首都大学東京,東京工業大学大学院),永井正洋(首都大学東京),室田真男(東京工業大学) - ◇休憩(14:50-15:05)
- ◇セッションC-3(15:05-16:20)
- (C-3-1) 15:05-15:30
子ども達の主体的な学びを促進する学修支援システムの検討〇河野義広(東京情報大学),河野由香(Candy) - (C-3-2) 15:30-15:55
適切なルーブリックの作成支援機能を備えた「ルーブリックバンク」の開発〇鎌田湧暉(東北学院大学),松本章代(東北学院大学),稲垣忠(東北学院大学),豊田充崇(和歌山大学),後藤康志(新潟大学) - (C-3-3) 15:55-16:20
情報倫理をテーマとした協調的学習による望ましい判断・行動への影響〇河野稔(兵庫大学) - ■お問い合わせ先:
- 武蔵野大学 長谷川理(第6回研究会担当委員)
E-mail : osamu_at_ds.musashino-u.ac.jp(「_at_」は,半角の「@」に変更してください)