システマティックなスキル向上支援環境/一般

教育システム情報学会(JSiSE) 2018年度 第4回研究会 プログラム

担当:松浦 健二,柏原 昭博,小尻 智子,曽我 真人,長谷川 忍(研究会委員会)
■テーマ:
システマティックなスキル向上支援環境/一般
■開催日時:
2018年10月27日(土)10:00〜16:30
■会場:
徳島大学
徳島大学 常三島キャンパス
徳島大学教養教育4号館203,204室(徳島市南常三島1-1)
http://www.tokushima-u.ac.jp/campusmap/josanjima/
■趣旨:
 本年度第4回研究会は「システマティックなスキル向上支援環境/一般」のテーマで実施いたします.
スキル学習支援,同獲得・開発支援に関する様々な研究がなされています.スキルとは,身体性と知性といった二元論的発想は既に支配的考え方ではなくなり,またその対象には,数学,語学といった分野から,音楽,芸術,スポーツ,医療,プログラミングなどあらゆる学習可能な分野に広がって捉えられています.その支援研究のアプローチの中心には,人間の暗黙知,経験知を形式知化して,伝達・表現することの重要性があり,これまでも多数の研究者が主張しているところです.ただし,身体知の個別性がもたらす支援や理解の困難さは,対象領域ごとの問題として明確に意識した適応的研究アプローチが必要であり,システムのモニタリング,分析,動的な支援エンジンなどが一般に必要です.
本研究会では,個々の研究が対象とするスキルに対する新しい概念,構造記述,構成手法,支援手法,評価手法などの議論を前提に,システマティックな支援環境の研究開発を幅広く募集します.本学会対象領域における,学習モデル,学習分析,技術開発,実践・運用,評価など多様な観点からの活発な議論を行えればと考えます.
また,このようなテーマに沿った発表のほか,本学会の取り扱う領域における一般の研究発表も予定していますので,多くの皆様からのご参加をお待ちしております.

研究報告(全論文)

■タイムテーブル
[開会挨拶 10:00~10:05] 203 教室
[セッション1 A 10:05~11:45] 203 教室
(1A-1)10:05-10:30
身体スキル開発における経験・予測・摂動・調整に関する一考察

〇松浦 健二(徳島大学),谷岡 広樹(徳島大学),後藤田 中(香川大学)
(1A-2)10:30-10:55
身体部位間の運動タイミング差を調整するための部分的フォーム解析

〇吉川 健彦(徳島大学大学院),松浦 健二(徳島大学大学院),カルンガル ステファン(徳島大学大学院),後藤田 中(香川大学)
(1A-3)10:55-11:20
Kinectを使った習慣逆転法による癖の改善支援システムの提案

〇立石 光(和歌山大学大学院),曽我 真人(和歌山大学)
(1A-4)11:20-11:45
医療スポーツ系学生におけるルーブリックを活用したPCスキルチェックからみる情報教育の課題

〇庄司 一也(帝京平成大学),小野寺 妙子(帝京平成大学)
[セッション1B 10:05~11:45] 204 教室
(1B-1)10:05-10:30
グループ学習による電子メールの利用マナーの向上

○谷岡 広樹(徳島大学),松浦 健二(徳島大学),上田 哲史(徳島大学),河野 文昭(徳島大学大学院)
(1B-2)10:30-10:55
Blockly を用いた多言語プログラミング学習支援環境の構築

○佐野 裕也(香川大学大学院),香川 孝司(香川大学)
(1B-3)10:55-11:20
構文解析を用いた C言語指導コメント支援システムの構築

○木村 光星(香川大学大学院), 香川 孝司(香川大学)
(1B-4)11:20-11:45
アクティブラーニング授業における評価-テキストマイニングによる自由記述分析と授業達成度の関連-

〇三原 和馬(大阪府立大学),真嶋 由貴恵(大阪府立大学)
[昼休憩11:45-12:45]
[セッション2A 12:45~14:00] 203 教室
(2A-5)12:45-13:10
複数ペア分のシャトル型コミュニケーション・データにKeyPaSSを適用した質的分析の試み

〇斐品 正照(東京国際大学),浅羽 修丈(北九州市立大学),大河 雄一(東北大学),三石 大(東北大学)
(2A-6)13:10-13:35
講義ビデオの映像とそこに重ねてスクロールする他者コメントとの組合せが学習者の注目度に与える影響

〇浅羽 修丈(北九州市立大学),斐品 正照(東京国際大学)
(2A-7)13:35-14:00
演算子順位法に対するWebベース学習支援システムの開発

〇久保 俊貴(香川大学大学院),香川 考司(香川大学)
[セッション2B 12:45~14:00] 204教室
(2B-5) 12:45-13:10
和音ブロックの直感的操作による編曲支援システムの開発

〇片岡 佳椰(香川大学大学院),林 敏浩(香川大学大学院),後藤田 中(香川大学大学院)
(2B-6)13:10-13:35
自転車安全運転指導のためのARを用いた適応的な仮想道路環境の構築 ~仮想道路の適切な位置合わせ~

〇奥田 浩斗(香川大学),後藤田 中(香川大学),藤本 憲市(香川大学),八重樫 理人(香川大学),村井 礼(山口大学),林 敏浩(香川大学)
(2B-7)13:35-14:00
音読時間とポーズ時間の特徴に基づく音読流暢性評価とそのフィードバックツールの提案

〇丸山 裕也(信州大学大学院),香山 瑞恵(信州大学)
[セッション3 14:10~15:00] 203 教室
(3-8)14:10-14:35
情報セキュリティアウェアネス向上のための意思決定トレーニング環境の提案

〇長谷川 忍(北陸先端科学技術大学院大学),Deni Kurnia(北陸先端科学技術大学院大学),Zheyu Tan(北陸先端科学技術大学院大学),Beuran Razvan(北陸先端科学技術大学院大学)
(3-9)14:35-15:00
無線通信理解のための可視化ツールの開発と評価

〇長谷川 健太(信州大学大学院),アサノデービッド(信州大学),不破 泰(信州大学総合情報センター)
[セッション4 15:10~16:25] 203 教室
(4-10)15:10-15:35
効果的な英文読み合いを行う学習パートナーロボットのデザインと評価

〇足立 祥啓(電気通信大学大学院),柏原 昭博(電気通信大学大学院)
(4-11)15:35-16:00
プレゼンテーションロボットを用いたセルフレビューにおけるエンゲージメント促進

〇稲澤 佳祐(電気通信大学大学院),柏原 昭博(電気通信大学大学院)
(4-12)16:00-16:25
姿勢に対する意識・行動変容の実効性~ロボットの励ましによって~

〇長谷川 隼平(大阪府立大学),真嶋 由貴恵(大阪府立大学)
[開会挨拶 16:25~16:30] 203 教室
■お問い合わせ先:
松浦健二(徳島大学,第4回研究会担当委員)
E-mail:ma2_at_tokushima-u.ac.jp (「_at_」は,半角の「@」に変更してください)
■参加費等:
研究会への参加は無料です.研究報告(講演論文集)は,1,000円で当日購入できます.研究報告は電子化されており,インターネット経由でダウンロードするか,受付に準備するUSBメモリからコピーしていただきます.詳しくは以下のページをご覧ください.
https://www.jsise.org/society_research/participate/
■懇親会:
日時:10月27日(土)18:00~
場所:徳島駅クレメントプラザ地下1階NARUTO BASE.bar
参加費:5,000円(飲み放題込)
場所の都合上,先着20名までですので,早めにお申込み下さい.
いただいた個人情報は懇親会が終わり次第,すべて破棄いたします.