解説特集[草稿版]の特別公開について
現在,コロナ禍は世界規模で教育活動に甚大な影響を及ぼし,個人としても組織としても学びを継続するためのレジリエントな対応が求められています.その鍵を握るのは,個人や組織の自立性と連携から生まれる教育の多様性にあるといえます.国内でも,高等教育機関を中心に,様々な形態のオンライン教育が実施されて,困難な時代であっても学びを止めないための知が蓄積されてきています.そこで,本学会では,レジリエントな学びを支えるオンライン教育実践を紹介する解説特集を緊急企画しました.本解説は,教育システム情報学会誌 Vol. 37, No. 4 (2020年10月1日発刊予定)に掲載される予定ですが,前倒しで草案版を公開します.日本学術会議協力学術研究団体の一員である本学会の社会貢献として,高等教育における学びの継続に少しでも役立てていただければ幸いです.
教育システム情報学会会長/柏原 昭博
(2020.10.24 追記)
現在は,J-Stage にて正式版の全文をご覧頂けます.下記のリンクをご参照ください
現在は,J-Stage にて正式版の全文をご覧頂けます.下記のリンクをご参照ください
教育システム情報学会誌 Vol. 37, No. 4 2020
巻頭言 | 百聞は一見にしかず 林 雄介 | 231 |
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採録論文ハイライト | 233 | |
解説特集:「レジリエントな学びを支える実践的取り組み —新型コロナウイルスへのオンライン授業対応—」 | ||
解説特集のことば 瀬田 和久,村上 正行,後藤田 中 | 236 | |
被災地の知の共有とレジリエントな学び ―2019年度全国大会メイン企画「被災事例から考究するレジリエントな学び」を振り返る― 田中 孝治,山本 頼弥,光原 弘幸 | 239 | |
教育の情報化に対応した著作権法の改正とオンライン教育普及に向けた課題 望月 俊男,重田 勝介,村上 正行,隅谷 孝洋 | 255 | |
遠隔×対面での授業実践におけるライブ授業実施および支援組織の活動に関する一例 松浦 健二,金西 計英 | 267 | |
大阪大学におけるメディア授業実施に関する全学的な支援体制の整備と新入生支援の取り組み 村上 正行,佐藤 浩章,大山 牧子,権藤 千恵,浦田 悠,根岸 千悠,浦西 友樹,竹村 治雄 | 276 | |
北星学園大学における非対面授業に対する支援態勢の構築と学生の意識変化 金子 大輔,永井 暁行 | 286 | |
インターネットを活用した授業実施に向けた支援活動 尾崎 拓郎 | 297 | |
香川大学の学内情報基盤に基づくオンライン教育体制の構築と運用 米谷 雄介,後藤田 中,末廣 紀史,小野 滋己,國枝 孝之,八重樫 理人,林 敏浩 | 308 | |
一般論文 | 項目反応理論に基づく学習状況可視化システムの開発と評価 蛯名 哲也,宮澤 芳光,森本 康彦 | 317 |
ショートノート | 日本語使用に関する低次段階のリフレクション記録を支援する対話型システム「REFLECTION-BOT」の設計と実装 甲斐 晶子,松葉 龍一,合田 美子,和田 卓人,鈴木 克明 | 330 |
高齢者向けネットシステムの開発と実践――インターネットでの交流による社会的活動およびウェルビーイングの促進効果の検討―― 桂 瑠以,北原 靖子 | 336 | |
実践速報 | 因数分解を対象とした作問学習演習システムの実践利用 榎本 浩義,山元 翔,林 雄介,平嶋 宗 | 342 |
小学校におけるタブレット端末を活用した授業実践のSAMRモデルを用いた分析 三井 一希,戸田 真志,松葉 龍一,鈴木 克明 | 348 | |
コミュニティ・プラザ | 354 |