2024年度第5回研究会企画
“新しい大学のカ・タ・チ -ITで変わるこれからの教育を考える-”
日時:2025年1月11日(土) 第5回研究会内
場所:拓殖大学文京キャンパス E館 後藤新平・新渡戸稲造記念講堂
オンラインで学ぶことが高度情報化社会において定着しつつあります.この流れは大学教育においても例外ではありません.学びの形や認識を大きく変えたコロナ禍において,大学教育のオンライン化はさまざまな可能性や知見をもたらすとともに,現実世界で対面で学ぶこと(従来の学び)の良さも再認識させてくれました.そして,AIやXRといった情報技術の発展・普及により社会が目まぐるしく変わる今,オンライン大学に大きな注目が集まっています.
このような背景から,「教育DXと実世界指向学習環境」というテーマを掲げている第5回研究会では,50周年記念事業として,オンライン大学に焦点を当てた記念講演とパネルディスカッションを企画しました.
多くの方のご参加を心よりお待ちしております.(併せて第5回研究会への参加もご検討いただけますと幸いです)
このような背景から,「教育DXと実世界指向学習環境」というテーマを掲げている第5回研究会では,50周年記念事業として,オンライン大学に焦点を当てた記念講演とパネルディスカッションを企画しました.
多くの方のご参加を心よりお待ちしております.(併せて第5回研究会への参加もご検討いただけますと幸いです)
参加申込(期限:2024年12月31日)
参加申し込みは,こちらから
(懇親会への参加申込は,12月19日までにお願いいたします.懇親会の詳細は追って参加希望者にご連絡いたします)
(懇親会への参加申込は,12月19日までにお願いいたします.懇親会の詳細は追って参加希望者にご連絡いたします)
13:30-14:15 記念講演 “オンライン大学教育と未来への期待”
来春4月に,一学年の定員が3500名の通信制大学であるZEN大学が開学することになりました.文部科学省の枠組みで通信制となっていますが,通学することなくオンラインのみで卒業できる大学です.ZEN大学では,学生たちがオンラインを通して学んだことがより生き生きと現実社会での活動に活かせるよう正課以外の多様な課外活動の機会も数多く提供する予定です.本講演では,デジタル技術を基盤とするオンライン大学ならではの,新しい教育システムのご紹介とオンラインが導く今後の大学教育・研究の可能性についてお話ししたいと思います.
若山 正人 先生
ZEN大学(2025年4月開学)学長
九州大学名誉教授,NTT基礎数学研究センタ総括・研究プリンシパル
東京理科大学卒(1978年),広島大学大学院博士課程修了(理学博士).鳥取大学助教授等を経て九州大学教授(1997年).同大学院数理学研究院長・学府長,同大学主幹教授,マス・フォア・インダストリ研究所所長,同大学理事・副学長,東京理科大学副学長・教授, JST/CRDS上席フェローなどを歴任.この間, プリンストン大学客員研究員,ボローニャ大学,インディアナ大学などの客員教授も務める. 現在,理化学研究所iTHEMS特別顧問,東京科学大学特定教授,日本数学検定協会評議員,内閣府ムーンショットプログラム数理科学分科会主査,同目標2副構想PD,外務省科学技術外交推進会議委員等を務める.
14:15~15:15 パネルディスカッション “これからの学びを担うオンライン大学の可能性”
オンライン大学を取り巻く社会や技術の状況などを踏まえて,理想と現実を広い視座で議論していただきます.
パネリスト
安間 文彦 先生
サイバー大学 IT総合学部長 教授
東京工業大学工学部卒業,静岡大学工学部理工学研究科博士後期課程修了.その後,電気通信大学大学院情報システム学研究科助教,サイバー大学IT総合学部講師,准教授を経て,2019年より現職.知的学習支援に関する研究に従事.
加藤 泰久 先生
東京通信大学 情報マネジメント学部 学部長・教授,メディア教育支援センター センター長
NTT研究所などで28年間,検索システムや教育システムの研究開発に従事.2018年の東京通信大学設立に伴い大学教員となり,2022年より現職.オンライン学習環境でのAI活用や学習意欲に関する研究に取り組む.
不破 泰 先生
信州大学 特任教授・名誉教授
1983信州大学大学院修士課程修了.同年信州大学工学部情報工学科助手.1992博士(工学)(名古屋工業大学).2003信州大学大学院工学系研究科教授.2010信州大学総合情報センター長.2021信州大学理事・副学長.2024信州大学特任教授・名誉教授.ネットワークプロトコル,センサネットワーク,ICT 活用教育等の研究に従事.電子情報通信学会,教育システム情報学会,情報処理学会,IEEE 各会員
若山 正人 先生
ZEN大学(2025年4月開学)学長
九州大学名誉教授,NTT基礎数学研究センタ総括・研究プリンシパル
モデレータ
鈴木 克明 先生
武蔵野大学 響学開発センター 教授 (センター長)
熊本大学 名誉教授・客員教授
1959年生まれ.Ph.D.(フロリダ州立大学教授システム学専攻).ibstpi®フェロー・元理事(2007-2015),日本教育工学会監事・第8代会長(2017-2021),教育システム情報学会顧問,日本教育メディア学会理事・第7期会長(2012-2015),日本医療教授システム学会副代表理事,日本イーラーニングコンソシアム名誉会員など.「研修設計マニュアル」など主著多数.
17:30~19:30 懇親会
拓殖大学文京キャンパス最寄り「茗荷谷駅」近くのWEDGE BOTTLE SHOP & PIZZAで開催.会費5,000円.(懇親会への申込は上記「参加申込」のURLから,12月19日までにお願いいたします)
2024年度第3回研究会
記念講演
“CAI学会からJSiSEへそして・・・ー思い出と感想”
日時:2024年9月28日(土) 第3回研究会内
場所:高知大学朝倉キャンパス
第3回研究会内で矢野米雄先生の記念講演を開催いたします.
ご講演は対面に加え,リアルタイム配信も予定しております.
講演聴講には事前の申し込みが必要です.【申し込みフォーム】オンライン聴講で申し込みされた方には後日,Zoomアドレスをお知らせいたします.
日時:2024年9月28日(土)
14:00〜14:30 記念講演
14:30〜15:00 パネルディスカッション
場所:高知大学朝倉キャンパス 教育学部51番教室
問い合せ先:三好康夫(第3回研究会担当・高知大学)
ご講演は対面に加え,リアルタイム配信も予定しております.
講演聴講には事前の申し込みが必要です.【申し込みフォーム】オンライン聴講で申し込みされた方には後日,Zoomアドレスをお知らせいたします.
日時:2024年9月28日(土)
14:00〜14:30 記念講演
14:30〜15:00 パネルディスカッション
場所:高知大学朝倉キャンパス 教育学部51番教室
問い合せ先:三好康夫(第3回研究会担当・高知大学)
講演者:矢野米雄 先生(徳島大学名誉教授,教育システム情報学会名誉会員)
1969年大阪大学工学部卒,1974年同大学院工学研究科博士後期課程修了.工学博士.同年徳島大学工学部助手,1990 年同教授.1979年から1980年米国イリノイ大学客員研究員.徳島大学工学部長・研究科長を経て,現在,徳島大学名誉教授,一般財団法人日亜ふるさと振興財団副理事長.情報工学や教育工学を中心に人工知能,認知科学,ヒューマンインタラクション,モバイルラーニングなど幅広い研究に従事.本学会副会長(1997~2001年)・理事(1997~2011年),編集委員長(1997~2001年)を歴任.2013年本会功労賞.本会名誉会員.
講演概要
教育システム情報学会は,1974年に設立されたCAI学会からの改称を経て,50年間,教育・学習のためのシステムに関する学術的情報の交換と研究・開発・利用を支援し,教育・学習と産業の発展に寄与してきました.矢野先生はCAI学会設立から教育システム情報学会を長年支えてこられ,今年の春には瑞宝中綬章(教育研究功労)を受章されました.特筆すべきは,矢野先生の多くの教え子が大学教員等として教育工学の研究に従事しており,それぞれの所属先や研究分野で重要な役割を果たしていることです.矢野先生には,次世代の教育工学者を育成するための礎を築いてきたご経験を踏まえ,本会の魅力をより多くの人(研究者,実践者,技術者,政策立案者など)に伝えていただきたくご講演を依頼しましたところ,快く講演を引き受けてくださいました.本講演では,矢野先生自身のご研究内容の変遷を軸として,教育システム情報学会(JSiSE)の過去,現在,未来を語っていただきます.主に,CAI学会設立までに乗り越えてきたいくつかの困難,その後の社会や技術の変革を辿りながら,教育システム情報学会に改称した理由や経緯などについてお話しいただきます.当時の学び/教えの見方や研究・開発の方法論を振り返りながら,シンギュラリティを達成しそうな昨今の生成AIといった技術動向を踏まえ,教育システム情報学会が今後進むべき方向をパネラとともに議論します.