研究会企画

2024年度第3回研究会
記念講演
“CAI学会からJSiSEへそして・・・ー思い出と感想”

日時:2024年9月28日(土) 第3回研究会内
場所:高知大学朝倉キャンパス

第3回研究会内で矢野米雄先生の記念講演を開催いたします.
ご講演は対面に加え,リアルタイム配信も予定しております.
講演聴講には事前の申し込みが必要です.申し込みフォーム】オンライン聴講で申し込みされた方には後日,Zoomアドレスをお知らせいたします.
日時:2024年9月28日(土)
 14:00〜14:30 記念講演
 14:30〜15:00 パネルディスカッション
場所:高知大学朝倉キャンパス 教育学部51番教室

問い合せ先:三好康夫(第3回研究会担当・高知大学)

講演者:矢野米雄 先生(徳島大学名誉教授,教育システム情報学会名誉会員)

1969年大阪大学工学部卒,1974年同大学院工学研究科博士後期課程修了.工学博士.同年徳島大学工学部助手,1990 年同教授.1979年から1980年米国イリノイ大学客員研究員.徳島大学工学部長・研究科長を経て,現在,徳島大学名誉教授,一般財団法人日亜ふるさと振興財団副理事長.情報工学や教育工学を中心に人工知能,認知科学,ヒューマンインタラクション,モバイルラーニングなど幅広い研究に従事.本学会副会長(1997~2001年)・理事(1997~2011年),編集委員長(1997~2001年)を歴任.2013年本会功労賞.本会名誉会員.

講演概要

教育システム情報学会は,1974年に設立されたCAI学会からの改称を経て,50年間,教育・学習のためのシステムに関する学術的情報の交換と研究・開発・利用を支援し,教育・学習と産業の発展に寄与してきました.矢野先生はCAI学会設立から教育システム情報学会を長年支えてこられ,今年の春には瑞宝中綬章(教育研究功労)を受章されました.特筆すべきは,矢野先生の多くの教え子が大学教員等として教育工学の研究に従事しており,それぞれの所属先や研究分野で重要な役割を果たしていることです.矢野先生には,次世代の教育工学者を育成するための礎を築いてきたご経験を踏まえ,本会の魅力をより多くの人(研究者,実践者,技術者,政策立案者など)に伝えていただきたくご講演を依頼しましたところ,快く講演を引き受けてくださいました.本講演では,矢野先生自身のご研究内容の変遷を軸として,教育システム情報学会(JSiSE)の過去,現在,未来を語っていただきます.主に,CAI学会設立までに乗り越えてきたいくつかの困難,その後の社会や技術の変革を辿りながら,教育システム情報学会に改称した理由や経緯などについてお話しいただきます.当時の学び/教えの見方や研究・開発の方法論を振り返りながら,シンギュラリティを達成しそうな昨今の生成AIといった技術動向を踏まえ,教育システム情報学会が今後進むべき方向をパネラとともに議論します.