AI時代における学習支援システムデザイン

教育システム情報学会(JSiSE)2024年度第4回研究会 プログラム

担当:柏原昭博、小尻智子、長谷川忍、曽我真人、松浦健二(研究会委員会)
■テーマ:
AI時代における学習支援システムデザイン
■開催日時:
2024年11月9日(土)
■開催場所:
電気通信大学100周年記念ホール(東京都調布市)
https://www.uec.ac.jp/facilities/exchange/alliance/access.html
※本研究会は対面のみで実施します。

■趣旨:
 2024年度第4回研究会では,「AI時代における学習支援システムデザイン」のテーマで実施いたします.
 現在の知識社会にあって,その基盤となりつつあるAIといかに共生するかは,人の知的活動を扱う様々な分野で重要な課題となりつつあります.学習・教育支援の分野でも,AI技術を使って学習・教育をいかに支援すべきかについて検討が進められています.特に,ChatGPTをはじめとする生成AIは,人の学びや教育のあり方を根底から変える可能性が指摘されており,学習支援システム研究として策を講じていく必要があります.また,AIとの相互作用を前提としたとき,人の学びや教育にどのような影響が及ぶのかを理解しておくことが学習支援を考える上で極めて重要だといえます.
 本研究会では,こうした背景を踏まえて,AIを用いた学習・教育支援の問題点,解決策などについて幅広く議論し,AI時代における学習支援システムのデザインについて考えたいと思います.また、本テーマに沿った内容に限らず,本学会の取り扱う領域における一般の研究発表も受け付けますので,多くの皆様からのご発表の申込みを期待しています.なお,学会創設50周年にあわせて,四国支部との合同で,2024年11月23日(土)にハイブリッドでの講演会「持続的な情報社会の教育システムを考える ~情報Iと人材育成の観点から~」を企画いたしました.詳細は,以下に記載の通りです.奮ってご参加いただければ幸いです.
■発表時間等:
発表時間は25分(発表17分,質疑7分,入れ替え1分)です。
■発表申込および研究会への参加方法:
研究発表および研究会参加には,研究報告の年間購読(4,000円/年)または各回の研究報告の購入(1,000円/回)が必要となります。ただし,聴講のみを希望する学生会員は研究報告を購入する必要はありません。
〇発表者
発表申込および原稿提出は,下記「申込者ログイン」よりお願いします。
また,事前参加申込(研究報告の購入)は2024年10月10日9時に開始します。
開始時刻以降に,下記「申込者ログイン」から手続きしてください。
〇聴講のみを希望する学生会員
聴講のみを希望する学生会員は,「申込者ログイン」での手続きは行わず,末尾の問い合わせ先まで直接メールでご連絡ください。
〇上記以外の参加者
事前参加申込(研究報告の購入)は2024年10月10日9時に開始します。
開始時刻以降に,下記「申込者ログイン」から手続きしてください。
クレジットカード払いであれば当日まで事前参加申込が可能です。それ以外の支払い方法は2024年11月2日まで選ぶことができますが,支払期間内に入金しないと参加申込が確定となりません。支払期間は完了通知メールに記載されますので,必ずご確認をお願いいたします。
申込者ログイン
※研究会申込システムの利用方法はこちら
講演申込・原稿投稿方法
〇現地での参加申込
現地受付での参加申込はできません。参加を予定している方は必ず事前参加申込を行ってください。クレジットカード払いの場合は,当日でも事前参加申し込みが可能です。

■プログラム
研究報告(全論文)
10:00-10:10
開会挨拶
<セッション1>
10:10-10:35
(1-1) 学びの構成原理に基づく自動発話分析手法の提案
〇陳文君(岡山大学大学院),笠井俊信(岡山大学大学院)
10:35-11:05
(1-2) 鉄道車両運転における探索的注視行動に対するリアルタイムフィードバック
〇下村幸輝(徳島大学),竹内寛典(徳島大学),松浦健二(徳島大学),柏原昭博(電気通信大学),村上遼(三菱プレシジョン)
11:05-11:30
(1-3) 講義ロボットロールによるバイアスが学習者の学びに与える影響
〇佐田竣祐(電気通信大学大学院),柏原昭博(電気通信大学大学院)
<企画セッション>
11:30-12:00
産学連携委員会企画:オフィシャルパートナー紹介
<セッション2>
13:30-13:55
(2-1) LLMを活用した学習支援システムの設計と実現可能性についての考察~基本情報処理技術者試験を題材として~
〇三岡拓実(公立諏訪東京理科大学大学院),尾崎剛(公立諏訪東京理科大学大学院),広瀬啓雄(公立諏訪東京理科大学大学院)
13:55-14:20
(2-2) L-VEIGe:誤答画像生成による英語語彙学習支援システム -認知的忠実性に基づく定量評価モデルの提案とデータセットの構築-
〇杉田一樹(北陸先端科学技術大学院大学),谷文(北陸先端科学技術大学院大学),太田光一(北陸先端科学技術大学院大学),SIRITANAWAN Prarinya(信州大学),長谷川忍(北陸先端科学技術大学院大学)
14:20-14:45
(2-3) TRIZ学習支援ツールとしてのChatGPTベース・AIチャットボットの可能性
〇大島直樹(山口大学大学院)
<セッション3>
15:00-15:25
(3-1) オープンエンドな学びを指向した学習リソース拡充手法と歴史探索学習支援システム
〇松浦碧(大阪公立大学大学院),林佑樹(大阪公立大学大学院),瀬田和久(大阪公立大学大学院)
15:25-15:50
(3-2) 先行オーガナイザーに基づくスライド3面提示による講義理解支援
〇平岡侑右(電気通信大学大学院),柏原昭博(電気通信大学大学院)
15:50-16:00
閉会挨拶


■お問い合わせ先:
柏原昭博(電気通信大学大学院情報理工学研究科)
E-mail: akihiro.kashihara [at] inf.uec.ac.jp ([at]の部分を半角の@に変えてください.)
■ <学会創設50周年記念> 関連講演会(11/23(土)開催)のご案内 (四国支部 × 第4回研究会 合同企画)
「持続的な情報社会の教育システムを考える ~情報Iと人材育成の観点から~」
令和7年度大学入学共通テストから新たに出題科目となる『情報I』に関する話題提供として,独立行政法人大学入試センター試験問題調査官 水野修治 氏による特別講演をはじめ,情報系人材の育成に関する複数の講演を含んで開催いたします.
第4回研究会とあわせて,皆様のご参加をお待ちしております.
・参加費:無料(非会員の方もご参加いただけます)
・参加形態:ハイブリッド(対面:香川大学 幸町キャンパス/オンライン)
・参加申込期限:11月15日(金)対面参加は定員があり,先着順になります.
講演会及び参加申込に関する詳細ページ:
https://shikoku.jsise.org/event/conference