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お知らせ

ラーニングイノベーション2018での研究展示のお知らせ

JSiSE会員の皆様へ
2018年6月25日

産学連携委員会 委員長 松浦健二

平素より,本学会活動にご尽力くださり,厚くお礼申し上げます.
本学会では,下記日程で開催されまる「ラーニングイノベーション2018」*において,研究開発のデモやポスター展示を通じた研究成果公開および産学連携強化を目的に,研究展示ブースを設けます.2018年3月29日および5月15日にお知らせいたしました通り,研究展示の募集を行い,最終的に以下のように研究展示を行うことになりましたので,お知らせいたします.

  • *「ラーニングイノベーション2018」
    開催場所:東京国際フォーラム (東京・有楽町)
    (参考)ラーニングイノベーションのウェブサイト
    http://expo.nikkeibp.co.jp/li/2018/
  • 研究展示日程と展示概要
    • 7月4日(水)10:00-13:20 (1)汎用的な試行錯誤能力の育成支援システム
    • 7月4日(水)13:40-17:00 (2)映像にシンボルで各部の動き重畳する運動支援システム
    • 7月5日(木)10:00-13:20 (3)学習の主体性を引き出すシステムデザイン
    • 7月5日(木)13:40-17:00 (4)拡張可能な学習支援システムアーキテクチャELECOAとeラーニング標準規格プラットフォームへの応用
    • 7月6日(金)10:00-13:20 (5)加速度センサと透過型グラスによるフェイント訓練支援の試み
    • 7月6日(金)13:40-17:00 (6)集団対戦型スポーツにおけるコーチング支援環境の一提案
  • 是非,会員の皆様も足を運んでいただき,学術研究と産業界の結びつきを肌で体験してください.

  • 研究展示内容詳細

  • (1)汎用的な試行錯誤能力の育成支援システム

    • 展示者:東京工芸大学・東本崇仁
    • 研究概要:人のあらゆる活動において,自ら考え,行動し,行動の結果を評価し,考えを調整するといった試行錯誤のプロセスは重要である.本研究室では,①システム設計・機能設計,②汎用的な試行錯誤訓練環境,③汎用的なデバッギング能力の育成環境に着目して研究している.①については,機能ベースに人の理解を促進し,システム設計能力の向上を促す部品拡張メソッドを導入したシステムを実現した.②については,通常,試行錯誤が行えない数学環境を事例とし,試行錯誤を行うためのコンパイラと実行環境を開発した.③については,物理を対象とし,自らの誤り箇所を自ら発見できるデバッギング能力の育成につながるシステムを考案した.

    (2)映像にシンボルで各部の動き重畳する運動支援システム

    • 展示者:香川大学・後藤田研究室
    • 研究概要:スポーツのスキル獲得では,身体の各動作部位に対する動きのコツを,直感的に認知しやすい学習方法が有効である.本研究では,運動を身体の各部位がオーケストラのように協調する事によって目的の運動を実現できると考え、その“音”として,体の各部位にシンボルを映像上で重畳表示し,運動学習を支援する.動きのシンボル化のために利用者が身体各部に自由に装着でき,装着部位の動き(速度ベクトル,加速度ベクトル)を観測するセンサを用いる.センサデータをもとに,利用者が選択した部位の動きをシンボル化でき,そのシンボルを撮影された映像上に重畳表示できる映像再生システムを提案する.

    (3)学習の主体性を引き出すシステムデザイン

    • 展示者:電気通信大学・柏原研究室
    • 研究概要: 電気通信大学柏原研究室では,学習者の主体性を引き出して深く思考させる上で,(1) 学習に関わる認知プロセスへの積極的関与(engagement)を高める,(2) 自己調整(self-regulation)力を育成する,(3) 内省(reflection)力を伸ばす,ことが重要との観点から,学習支援システムの研究・開発を進めています.今回の展示では,(a)タブレット端末を用いたengagement促進,(b)Web調べ学習での「学び方」を学ぶ支援,(c)効果的な学習体験を作り出す学習支援ロボットのデモを通して,主体的学習者育成のためにデザインしてきた学習支援システムをご覧いただきます.

    (4)拡張可能な学習支援システムアーキテクチャELECOAと eラーニング標準規格プラットフォームへの応用

    • 展示者:千葉工業大学・仲林 清,放送大学・森本容介
    • 研究概要: 拡張性を有する学習支援システムアーキテクチャELECOAとその応用事例の紹介をします.ELECOAの特徴は,教材オブジェクトというプログラム部品をビルディングブロックとしていることで,これによって柔軟な機能拡張が可能となっています.この機能拡張性によって,独習型,グループ学習型,あるいは,それらが混在した学習環境の構築が可能です.本展示では,SCORM, cmi5などの独習型eラーニング標準規格や,ジグソー法,作問学習などグループ学習環境への適用事例を紹介します.これらはいずれもMoodleプラグインとして動作します.また,現在研究中の,サーバ・スマホなどに分散配置された教材オブジェクトが連携動作するマルチプラットフォーム学習環境もご紹介します.

    (5)加速度センサと透過型グラスによるフェイント訓練支援の試み

    • 展示者:徳島大学・松浦健二,幸田尚也
    • 研究概要: 集団対戦型スポーツにおける身体スキル学習の一環として,バスケットボールのフェイント動作学習支援システムのプロトタイプを展示いたします.オフェンス側の学習者は,加速度センサと無線モジュールを組み合わせたウェアラブルセンサを身に付けて訓練します.本システムはウェアラブルセンサの計測結果に基づき,動作変更の適切なタイミングを判定します.透過型グラス上に仮想ディフェンスを表示するとともに,判定結果に従って動作変更タイミングを指南する機能を有します.バスケットボールに限らず,他の対戦型スポーツへの応用も検討しています.

    (6)集団対戦型スポーツにおけるコーチング支援環境の一提案

    • 展示者:徳島大学・谷岡広樹,松浦健二
    • 展示概要:サッカーなどの集団対戦型スポーツでは,フィールドを俯瞰しながら全体像を捉え,コーチによるリアルタイムな,あるいは事後非同期的なコーチングが重要です.プレイヤーは,コーチングによって一人称視点では得られない知識やスキルの獲得に繋がる可能性があります.そこで,客観的に全体を捉えられるビューワ・エディタをタブレット等のモバイルデバイスで簡単に扱えるようにしたコーチングツールを開発しています.本展示では,現在開発しているツールを紹介します.