全国大会委員長 小松川浩(千歳科学技術大学)
平成27年の教育システム情報学会の全国大会を、9月1日(火曜日)から3日(木曜日)の期間、「変動する社会での教育システム情報学」というテーマで、徳島大学で開催しました。
今回の大会では、プレカンファレンスに6テーマ、8セッションからなる企画セッションに31件の発表、7件の学生研究特別セッション発表、128件の口頭発表、インタラクティブ発表38件の発表で、372人の参加者に集まっていただきました。
大会初日には、新会長の仲林清先生に「実践と理論の往還」というタイトルで基調講演を頂きました。本学会の特徴を改めて参加者全員で振り返る良い機会となりました。また二日目の40周年記念シンポジウムでは、本学会で日頃から中心的にご活躍頂いている、鈴木克明先生、不破泰先生、平嶋宗先生の3名に「教育システム情報学の未来の軌跡」と題してお話しを頂きました。また、最終日は、「知プラe事業シンポジウム」で、Leon Huijber先生による特別講とe-Learningを活用したアクティブラーニングに関する総合討論を行いました。これは、大会初の企画となりますが、大会との共催の形で(ポストカンファレンス的に)開催させて頂きました。最後まで、多くの大会参加者がお残り頂き、四国で行っている大学連携のe-Learningの事業に関する討議にご参加頂きました。
今回は記念すべき40周年大会開催ということで、全国大会委員会の若手の先生方(幹事・プログラム部会)を中心に新たな取り組みを積極的に実施頂きました。また、運営部会の幹事の先生方には、昨年までの実施体制をかなり組み替えたにも関わらず、大会開催までの段取り、HP、企業取り纏め、本当に細かく引き継ぎ頂きました。また学会事務局や企画委員会を初めとする各委員会のご支援により、プレカンファレンスや各種奨励も滞りなく進めることができました。さらに、徳島大学の金西先生をはじめとする現地の実行委員の皆様には、当日の会場や情報交換会の運営等、大変すばらしい「おもてなし」を頂戴致しました。改めて感謝申し上げます。
来年の全国大会は、帝京大学(宇都宮)で開催いたします。皆様方の教育システム情報学における研究成果がさらに進展し、宇都宮で再びお会いできますことを楽しみにしております。