大会趣旨

現在のわが国は知識基盤社会の時代を迎え、大学間連携や産学連携、リカレント教育、スキル学習、生涯学習などを実現するための、地域に密着した教育・学習基盤を提供することが、強靭な社会コミュニティの形成と発展に必要不可欠なものであると言えます。また、ネットワーク・コンピューティングに代表される情報化社会の進展に伴って、専門知識だけでなく国際的感覚や課題探求能力を持つ、グローバル社会で協働できる人材をいかに育成するかは、教育・学習に関連する分野において非常に重要な課題となっています。
今回の会場となる金沢大学をはじめ北信越の諸大学では、地域における教育・研究の基盤として、また極東アジアの知の拠点として、「社会のための大学」としての活動を間断なく続けています。同様な取り組みは国内の諸地域でも取り組まれています。また、これらの基盤を実現する教育システムの研究についても活発に取り組まれており、それらの成果は共有すべき性質のものです。
これらのことから、第38回教育システム情報学会全国大会では、「地域に根ざし、世界や世代を繋ぐ教育システムを目指して」をテーマといたしました。先端的・創造的なシステム研究や、国々・世代・コミュニティを繋ぐ実践研究を、本学会の学際的研究の成果として共有し、教育システムのイノベーションに向けた知恵や議論を社会にフィードバックすることを目的とします。
ページ頭へ戻る 前に戻る
〒533-0005 大阪市東淀川区瑞光3丁目3-25 パティオ白川101号
教育システム情報学会 第38回全国大会 実行委員会
Mail:jsise-desk@bunken.co.jp